長所が無いなら、作ってみる?~「形から入る」のメリット~

突然ですが、

自己分析をしても長所が浮かばない・・・

っていう人、結構いますよね。
 

就職活動をしていると、誰もが一度は通る道

それが、自己分析。

・自分の思考や性格、傾向を分析して、自分に最適な仕事を探す
・面接でほぼ必ず聞かれる長所・短所、考え方等を整理する

そのためには非常に有用なことです。

ですが、自己分析をしても、

長所が出てこない、
別に趣味もないし、
特に履歴書に書くほどのスゴイことをした経験もないし、、
自分で自分の良いところを見つけられない、言葉にできない、、、

日本人の恥の文化と言えば、そうかもしれませんが、そうも言っていられないのが、就職活動。

集団面接で隣の人が、キラッキラの長所を話している横で、
「私は、自らの長所を人前で話すことは、恥ずべきものと捉えておりまして、、」
なんて武士みたいなこと言っても、誰も評価してくれません。

そこで、なかなか長所を見つけられないみなさんのために、「形から入る」ということを提案します。

 

「形から入る」ということ


健康のために運動した方が良さそうだから、
手始めにランニングシューズを買ってみる。

料理を趣味にしたいから、
まずはかわいいエプロンを買ってみる。

冬にスキーに行っていたらカッコいいから、
とりあえずスキー板を買ってみる。

こういうの、いわゆる

「形から入る」

って言うヤツです。

並べてみると、
「どうせ続かないヤツ・・・」
という印象。

なんだか軽薄で、なんとなく悪いイメージです。でもこれ、心の持ちようですごく有効になるんです。
 

セルフイメージの向上


セルフイメージとは、

「自分が思っている自分」のこと、
潜在意識が「自分はこのような人間だと思い込んでいる自己像」です。


「自分は社交的な人間だ」
とか、
「自分は面倒くさがりな人間だ」
とかがこれに当てはまります。


もっと言うと、
「自分は面接が苦手な人間だ・・・」
とかも含まれます。


すなわち、
「自分なんてどうせ長所の無い人間だ」と思っている人と、
いつでも、キラッキラのセルフイメージを持っている人とでは

内面ですでに勝負がついているのです!!

このセルフイメージは、初めは自分で自然に認識してしまいますが、
後から書き換えが可能で、変化させたり、向上させたりすることができます。

その方法の一つが、ご紹介している
「形から入る」ことです。

「形から入る」ということは、すなわち「モノを揃える」「環境を作る」ということで、例えば「ランニングシューズ」「エプロン」「スキー板」など道具を揃えることです。

ニンゲン、良いモノを揃えると、
「そのモノにふさわしい人間になろう」という心理が働くのです。



おっ。
「自分はこんなにイケてるランニングシューズを使う、イケてるニンゲンだ」



ってことです。

 そうなると、ニンゲン、行動も変わってきます。



高校時代、クラスメイトがある日突然実験の授業以外でも、白衣を着て過ごすようになりました。

「着心地がいいから」

ということが白衣を着て過ごす理由の一つだったと思いますが、

今思い返すと、彼はその時セルフイメージを向上させていたのではないかなあと思います。

いつか白衣を着た科学者になることを一つのモチベーションとして、大学受験の時から白衣を着て過ごしていたのではないかと・・・。


上記は私の推測ですが、
結果、彼は志望校に合格して、確かに科学者になっています。

その彼が当時どう思って行動していたかは定かではありませんが、 

例えば、

「白衣を着ると、なんだか科学者みたい!」
    ↓
「そんな自分は、いつもより勉強できそう…!」
    ↓
勉強する時間が1時間延びる/今まで見てなかった参考書を開いてみる・・・

となれば、勝ちです。

自分で、自分の伸びしろを伸ばせたということです!

逆に、「形から入る」ことでうまく行かないことを連想してしまうのは、目的が、モノを揃えることにすり替わってしまい、モノを手に入れた途端満足して、本来やりたかったことが、達成されずに終わるからです。 

すなわち、目的さえ失わなければ、セルフイメージ向上のために効果があるということです!

じゃあ、形から入ればなんでもできる、かもしれない

目的さえ失わなければ、形から入ることで、なりたい自分に近づけそうではありませんか? 

新しいこと、未経験のことにチャレンジしたい人は、それに関わる道具を買って、毎日頑張って使ってみる。 

自己分析をしても長所が浮かばない人は、自分がイメージする「デキる人」が使いそうなモノや、趣味や長所にしたいことに関するモノを買って、毎日使ったり、眺めたりしてみる。 

毎日、履歴書とにらめっこしたり、自己分析で煮詰まってしまった人は、
まずは、良いモノを買って、
なりたい自分をイメージするところから始めてみるのも手ではないでしょうか。

この記事を書いた人

あさがくナビ編集部 さとち

人間・文化に興味があり大学在学中は文化人類学を専攻。
「就活」「働く」に興味があり、新卒で株式会社学情に入社。あさがくナビの開発・マーケティングに携わりながら、就活の在り方を考えています。


#ピアノ #チェロ #動物園 #電車に乗って遠くへ行きたい

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