「そんなことを考えているの!?」意外と知られていない採用担当のホンネ

こんにちは!
あさがくナビ編集部の石田です。

就職活動で必ず通る道、「会社説明会」や「面接」。
企業の採用担当の方と関わる機会も多いですよね。

「採用担当ってどんなことを考えているの?」
「マナーとか色々見られているんでしょ?」
「今まで社会人と接したことがないから緊張する…」

そんな不安や疑問を解消するため、今回は元採用担当経験者が採用活動を行っていて感じた本音をお伝えしていきます!
 

面接の時は採用担当も緊張している!

採用担当だって人間です。ロボットじゃありません。
「今日面接に来る学生さんはどんな方かな?」と楽しみにしていますし、「話が盛り上がるかな?」と緊張だってしています。

また、役員などが同席することの多い最終面接では、「この学生さんのいいところがちゃんと伝わるかな?」「役員も気に入ってくれるかな?」など内心ドキドキしています!
祈るような気持ちで面接していることもしばしば…。

採用担当を経験して初めて知った面接官のホンネ。
面接官も実は緊張していると知ったら、少しだけほっとしませんか?

丸暗記の自己PR、全く印象に残らなかった!


ある学生さんの面接をした時のこと。
話す内容をしっかり暗記してきたのか、自己PRをすらすらとお話していました。
ところが、「準備して丸暗記してきた」感が強すぎて、結局その学生さんがどんな人なのがが全くわからなかったのです。わかったのは「しっかり準備をする人」だということだけ。
これは一緒に面接していた面接官も皆同じ感想を抱いていました。

もちろん、話す内容などはある程度準備をして面接に臨むことはとても大切です。ですが、全て覚えようとすると「自分がどんな人か伝える」ことよりも「覚えたとおりに全部話す」ということに意識がいってしまい、せっかく準備した自己PRが全く伝わらないということになりかねません。
普段の会話でもあらかじめ話すことを丸暗記することはほとんどないですよね?

大切なのは、話す要点はしっかり準備し、あとはそのときの自分の言葉で伝えること。
面接官は「あなたがどんな人なのか」を知りたいのです。どんなことが好きで、どんな考え方をするのかなど、その人の「人となり」を知りたいと思っています。
たとえ少しつまずいたとしても、自分の言葉でしっかり話してくれる方が、丸暗記の何倍もあなたの人柄が伝わりますよ!

話を聞く態度によって引き出せる情報量が変わる!?

合同企業説明会や会社説明会、面接など、企業の採用担当の話を聞く機会が多い就職活動。オンライン化が進んでいるとはいえ、対面で話を聞く機会もまだまだありますよね。そんな時、よく「頷く、相槌を打つのが大事」と言われますが、これは本当に重要なんです!

採用担当として会社説明を行っていると、様々な学生さんに出会います。熱心に話を聞いてくれる方、そこそこ興味を持ってくれていそうな方、あまり興味がなさそうな方など、話を聞いている態度でなんとなくわかってしまいます。
採用担当も人間ですので、「この人は興味を持ってくれているな」と思えば嬉しくなります。そうして色々な話をするのです。時には会社や仕事のリアルな部分など、話す予定のなかったことまで話すことも…(笑)
「自分に興味を持ってくれる人」「あまり興味をもってくれない人」どちらとより話をしたいかは一目瞭然ですよね?せっかく話を聞くのであれば、色々な情報を聞き出せた方がいいと思います。

頷いたり目を合わせたりするのは「話を聞いていますよ/興味を持っていますよ」というサイン。こうしたサインはぜひ出すことをおすすめします。せっかく興味があってもそれが伝わらないのは非常にもったいないですからね。こうしたスキルは社会人になってからも役立つので、ぜひ今から実践してみてくださいね!




今回ご紹介したのは、あくまで一採用担当として感じたことですので、他にも様々な考え方や視点があると思います。
ですが、「こういう採用担当もいるんだな」と少しでも不安や緊張が和らげば幸いです!
採用担当だって人間!ぜひリラックスして就職活動を行ってくださいね。
あなたの魅力が伝わるよう、そして納得いく就職活動ができるよう願っています。

この記事を書いた人

あさがくナビ編集部 石田

学生時代は音楽を専攻。卒業後、小売業を経験し就職情報会社に転職。
趣味:ピアノ、フルート、ダンス、靴屋巡り

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