初めまして!マロです。あさがくナビを運営している学情で、長期インターンに参加している学部3年のフツーの就活生です。本コラムでは、僕が周りを見て就活をとりあえず、焦って始めたところ、ある日、友人であるAに、言われた衝撃の一言をきっかけに、業界の勉強へ向かっていくまでのお話をします!!
【目次】
・衝撃の一言
・取り戻した自我
・業界って何スカ?
・「就活何かしなきゃ」から、「就活!何かやってみたい!」へ
→YOUはどうして、GAKUJOへ?
衝撃の一言
~3ヶ月前 大学食堂にて~
A:「やばいよね~。就活イベントに行って。サマーインターンに、エントリーしてさ、私たちもさもう、完全に就活生だ。あっそういえば、マロは、志望業界決まった?」
平凡な一日の何も変わらないある日のことです。学食で、いつものように、友人のAと、僕の日常の象徴とも言えるハムカツを食べているところに悪魔の質問が僕を襲いました。口の中が、急激に渇きを覚え、カツの油分が、やけにへばりつきました。
シ、、ボウギョ、、ウ、、カイ??
マロ:「ああ、決まってたさ。大学入学時には決めてた。」
本当は、そう返したかったのですが、もちろん、それは大嘘です。業界なんて言葉、聞いた事はあるものの、実際どういったモノがあるかは、知らなかったですし、なんとなく、イベントで、耳にするのを流していたのが現状です。そこで、今、Aの前で、噓をつくか、迷いましたが、僕の始まったばかりの就活生としてのプライドというべきか、人間としての正直さが、問われているのでは?
そう考え、正直に無知を告白しました。
マロ:「いや、まだだけど、、、。そもそも、業界って聞いたことはあるけど、何があるの?」
僕は、素晴らしい回答をしたと思ってました。分からないことを分からないということは大切です。それこそ、社会人になれば、知らんぷりや一つの嘘が仕事のミスにつながって、上司との認識のズレが生じて、相手方から信頼を失うきっかけになりかねません。ふふん。一応、まだまだ至らない就活生ではありますが、就活を始めてからの一か月間に、このぐらいのことは学んで来たのですよ。
それに無知であることを認めることは、古代から言われているような美徳です。そう思い、誇らしい顔をした僕に、冷たくAは返しました。
A:「えっ。まだ業界のこと知らんの?やば。」
その一言で、僕が美徳だと思っていた無知は、Aに一瞬にして砕かれました。あの時、人生ではじめて、西部劇で、決闘前に転がる枯草の気持ちに共感しました。ただ、風に流されて、虚無を味わうようなそんな気持ちです。僕は、Aの一言で壊れかけた自我を保つために、なんとか、自分のことを思い出そうと努めました。
ボクハ、、ドコノダレデシタ??
シューカツ。ギョ、、ウカイ。
はっ!!そうだ!
取り戻した自我
僕は、ふらふらとした意識を引っ張り出すと、プレートに落ちた箸を拾い上げて自我を取り戻しました。僕の名前は、、たしか、マロです。現役就活生の大学三年生で、現在は、株式会社学情という企業で長期インターンをさせていただいており、趣味で、文章を書くことが好きなくらいで、特に際立った能力もない一般通過一般就活生です。
だんだんと、記憶の糸を、糸の端からたぐり寄せ、一つのヒモをあむように、記憶が鮮明となってきました。僕はそう、大学生活では、留学に行くこともなく、資格を取得するわけでもなく、平々凡々な大学生活を送っていれば、気が付けば、あっという間に時間が過ぎ、周りの友達が就活をはじめ、その後を追いかけるように、就職活動に取り組んでいました。就活をはじめた頃は、右も左も分からず、とりあえず、漠然と「就活」というものに不安があり、たまたま最初に入れた就活アプリが「あさがくナビ」だったことが学情との最初の出会いです。いざ「あさがくナビ」を利用してみれば、就活生に寄り添った面白いコラムやサービスのおかげで、無知ゆえの恐怖から、解放され、少しは安心を覚え、サマーインターンのエントリーを無事終え、就活イベントに出席することができ、ひと段落ついたところでした。
そんな時です。先日、Aの言葉で心をエグられたのは。
A:「えっ。まだ業界のこと知らんの?やば。」
業界って何スカ?
自我を取り戻した僕は、痛む心を引きずって、食堂から出て、自室に戻りました。コンピューターの前にドカッと座ると、Aの発言について、考えました。
そもそも業界って何でしょうか。
残念ながら、たぐり寄せた記憶のどこにも、業界の知識はありません。あえて、弁明をするのであれば、実際、僕の周囲の人でも、今の内から、業界研究をすでに終え、業界を絞っている人は少ないです。しかし、そのことを理由に、怠惰に過ごしていては、満足のいく就職活動は終えることができないと思います。
これから、自分に本当に合った企業を見つけ、就活を乗り越えるためには、広範囲に業界の事を学ぶことはやはり、必要不可欠です。
Aの「やば。」
この一言は、めっちゃ痛かったです。いや、本当に、みぞおちにボディーブローを食らったような痛みがまだ残っているのですが、就職活動をする上で、業界を知ることで、見えてくる選択肢も一気に広がることを考えれば、「やば。」というコメントも、ちょっと理解できます。本当にちょっと。とはいえ、Aに、やられっぱなしではいけませんから、これから、就活生として、皆さんと肩を並べながら、共に、業界のことを学んでいきたいと考えています。そして、いつか胸を張って、業界のことを、カッコよく語る事ができるようになれば、自己肯定感が上がりますし、何より、自分の未来を広げていく事ができます。
「就活何かしなきゃ」から、「就活で何かやってみたい!」へ
YOUはどうして、GAKUJOへ?
~現在 学情、編集部にて~
さて、これが3ヶ月前の記憶です。ここまで一旦、業界研究をまとめようと思った経緯について、Aからのショックな言葉が、理由であるとまとめさせていただきました。しかし、実は、理由がもう一つあります。それは、僕が、学情のインターンに応募した理由に関係しています。僕が、学情でインターンをしているのは、どんな就活生にも「様々な可能性があること」をお伝えしたいからです。
僕は、正直、自分に自信がある人間ではありません。
就活を始めてみたはいいものの自分が自己分析や「ガクチカ」の記入に戸惑っている間、周囲の友達が、留学や、資格取得だったり、インターンのように輝かしい功績を有しているのを目の当たりにしました。
自分だけが取り残された状況で、それでも、「何かしなくては。」という強迫観念に追われています。しかし、そんな折に、学情からスカウトで、僕の趣味、文章執筆の経験を活かしてみないかとお声をかけて頂いたことから、僕の中の何かが変わり始めていきました。はじめてのインターンのエントリーだったので、非常に緊張してしまい、お辞儀の角度や、面接官のどこを見るかなどの細かいマナーをやたらと気にして、スーツのしわを直して、面接に望みました。しかし、いざ、始まった面接は、想像以上にフランクで、僕の経歴や、過去の趣味で書いた文章にも、肯定的なコメントをいただき、「この文章。自分で書いたんだ。凄いね。」とほめていただいた時、驚きました。趣味の文筆を評価していただき、自分の意外な強みを発見してもらい、自分の可能性がいきなり広がったように感じました。
今まで、強迫観念から始めた就職活動が、いつの間にか、自分の未来を前向きに
進むための機会に変わっていきました。
面接後に、ふと、見上げた空は、青く澄んでいて、雲一つなかったことが不思議と心に残っています。
きっと、僕を含め、就活生の可能性はいつも未知数です。
自分から見た自分の姿や、周りと比較するだけでは、気づくことができない可能性は、眠っているのです。それは、自分の知っている分野から、飛び出してみなければ、分かりません。少なくとも、僕はそうでした。そのためにも、「業界」という新たな世界を知り、様々な分野を知ることは重要です。就活生の皆さんが自分のまだ見ぬ可能性を発見するためにも、新しい世界、すなわち「業界」について、共に学びを深めて行きたいと考えています。
決して、僕は、就活や業界の専門家ではありませんが、だからこそ、言える「知らない」を武器に、皆さんと二人三脚でいる心持ちで、業界のことを共に学んでいきます。
皆さんのこれからの可能性を広げていくために、精一杯努力してまいります。
改めて「マロ」をよろしくお願いします!!
この記事を書いた人
あさがくナビ 編集部 マロ
あさがくナビ編集部のマロです。
ハードボイルドに憧れる一般大学3年生です。趣味で、TRPGという口頭でお話しながら、自由に物語を紡げるゲームのシナリオを書いてます。
あと、洋書ミステリーを読んだりしています。猫派です。