業界研究ってそういうこと!? ~4つのステップでご紹介~

「業界研究を行った方が良い」と耳にしたことはありませんか。実際に業界研究を行うと、自分に向いている企業を見つけやすくなったり、志望動機を書きやすくなったりと、就活準備においてメリットがたくさんあります!今回は、1章で「業界研究について」、2章で「業界研究のやり方」についてご紹介します。このコラムで、業界研究のポイントを押さえましょう!

1章:業界研究の目的って??
2章:業界研究の効率的な進め方

 

1章:業界研究の目的って??

まずは「業界」とは何を指すのか、から考えてみましょう。
業界とは、「携わっている分野ごとに企業を分類したもの」のことを言います。世の中の企業は、「メーカー」「商社」「小売」「金融」「サービス」「ソフトウエア・通信」「マスコミ」「官公庁・団体」の8つの業界のどれかに当てはまります。
では、本題の「業界研究」とは何をすればいいのでしょうか。「興味をもった業界について情報収集をして、理解を深めること」、これを業界研究と言います。気になる業界がない場合は、気になる・知っている企業が属する業界から調べてみても良いでしょう。
業界研究は、「自分の行きたいと思う企業を探しやすくする」目的があります。としています。業界の特徴を把握できていると、その業界に属する企業の理解も正しくできるようになります。

 

2章:業界研究の効率的な進め方

実際に、業界研究を始めてみようと思っても、「具体的に何をどのように調べたら良いのだろう」と分からないときもありますよね。この章では業界研究の具体的なやり方を4つのステップに分けてご紹介します。


ステップ1:気になる業界がどのカテゴリーに含まれるかを確認
業界は、携わっている分野ごとに企業を分類したものだとご紹介しました。
気になる業界は、どのカテゴリーに含まれるかを業界マップで確認してみましょう。また、気になる業界がない場合は、気になる企業が属する業界を確認してみてください。これを行うと、業界を俯瞰して見やすくなります。



ステップ2:気になる業界の特徴を捉える

業界の特徴を掴むためには、下記の3つを把握してみましょう。
≪調べる項目≫
・業界のビジネスモデル
・業界の動向
・業界で働くときに、求められる力


▼「業界のビジネスモデル」を理解するためには次の①~③を調べてみましょう。
 ① 業界が提供しているサービス内容
 ② サービスを提供している相手
 ③ 提供している方法
業界によって大きく異なるので、業界の大まかな特徴を把握するために、とても役立ちます。

▼「業界の動向」は、業界の成長性や進むべき方向性に目を向けてみましょう。
ビジネスモデルと業界の動向は、業界図鑑で確認できるので、チェックしてみてください。

▼「業界で働く上で求められる力」について、
「業界で働く上で求められる力」は、業界研究を始めたばかりの頃は推測することが難しいでしょう。いくつかの業界を比較し、業界に属する企業まで調べることによってだんだんとわかるようになるので、焦らず考えてみてください。
ちなみに、手っ取り早く「○○業界 求められる力」など、Webサイトで検索するのもオススメです。ただし、この場合は検索結果を鵜呑みにせずに、自分でも仮説を立てて照らし合わせてみるようにしましょう。仮説を立てて、検討することで、自分の業界への理解不足な部分が見つかり、入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がります。


ステップ3:気になる業界の理解を深める

業界の理解度を高めるには、業界に属する企業について理解を深めることも有効です。まずは、各業界の売上トップ3の企業を選んでみましょう。業界内での影響力が大きいので、業界の特徴を捉えやすくなります。
さらに、余力があれば、調べる企業数を増やしてみましょう。ステップ2で理解した業界の特徴を、より具体的にイメージできるようになります。

それでは、選んだ企業について、下記の6つの項目を調べていきましょう。

≪調べる項目≫
①直近3年の売上、利益の推移
②主力商品、サービス(3つ)
③メインの顧客(個人or企業/国内or海外/年齢層など)
④業界内における企業の強み
⑤企業に関する最新のニュース

①~⑤を調べる目的を整理したので、確認していきましょう。
企業のビジネスモデルの理解を深める
 ②主力商品、サービス(3つ)
 ③ メインの顧客
ステップ2で出てきた「業界のビジネスモデル」の理解を深めるための項目です。サービスを顧客にどのように届けているかにも注目してみましょう。


企業の理解を深める

 ①直近3年の売上、利益の推移
 ④業界内における企業の強み
企業の強みは、【就活情報サイトや企業HPで共通して伝えていること、何回も繰り返されていること】に目を向けてみることで見つかります。何社か比較することで、はじめて企業ごとの違いが見えくるので、この項目は焦らず探していきましょう。
あさがくナビでは、日本を代表する企業や隠れた優良企業に出会うこともできるので、企業を調べる際に上手く取り入れてみてください。


業界で話題になっていることを把握する

 ⑥企業に関するニュース
その企業の最新の動きを把握しておくと、業界で話題になっていることもなんとなく掴めるようになります。就活情報サイトにない情報も得られるので、確認してみましょう。



ステップ4:気になる業界と関連性のある業界を確認

気になる業界と関連性のある業界を比較してみましょう。気になる業界を違った視点から見ることができるので、業界理解が深められたり、説得力のある志望動機を書けるようになったりします。

関連性のある業界は、自分の関心のあることから探してみましょう。例えば食品業界が気になっていて、「食べ物を通して誰かを笑顔にしたい」という想いがあったとします。「誰かを笑顔にしたい」という想いが強いのであれば、食品以外で自分が何を通してであれば、「誰かを笑顔にする」ことができそうか、考えてみましょう。
あるいは、自分の関心のあることが上記のように明確でない場合は、サービスの携帯が似ている業界に注目してみることもオススメです。
例えば、食品メーカーのサービス形態を、食品を「生み出す」ことだととらえると、食品以外のメーカー業に注目することができます。
気になる業界と関連性のある業界を比較して、違う点や同じ点を書き出してみると、新しい発見が見つかるので、やってみましょう!

 

業界研究についての理解は深まったでしょうか。就活では、最終的に働く会社を1つ選ばなければなりませんよね。業界研究を行うと、企業ごとの違いを掴みやすくなります。後悔のない選択をするためにも、このコラムを参考に業界理解を深めてみましょう。

この記事を書いた人

あさがくナビ編集部 もびー

大学時代は、国際系を専攻

趣味は、踊ること・食べることです。最近はサーフィンに興味があります。

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