「私が学生時代力を入れてきたことは……」
声を張って隣の人が自己アピールを始める。すげえな、頑張ってんな。
へえ、サークルのリーダー……いやちょっと待て。
「サークルのリーダーとしてみんなを率いて活躍した」って、
オレが用意してた自己アピールの内容とほぼ同じじゃね……?
就活あるある その1 「隣の人と自己アピールの内容がカブってテンパる。」
前の人と自己アピールがカブると、ほんとにパニック起こしますよね。え、同じでいいの? 同じになっちゃうけどいいの? 即興で何か言うべき?
アッ次自分? 自分っすよねそうですよねちょっと待ってくださいあわわ。
――ここで慌てたのを面接官に悟られると、一気に心象ダウン。
でも即興で何か言おうとしても、そうそううまくいくもんじゃあありませんよね。
さて、こんなときどうする!?
このコラムでは、「就活あるある」を上手にかわす方法を伝授します。
就活あるある その2 「ESの自己PRでは、なぜかサークルのリーダーになっている。」
就活あるある その1、隣の人とアピール内容がカブりそうなときの対処法。それは、自己アピールを考える瞬間に立ち返って、「発想を変える」こと。
そもそも、なぜカブるのか。それは、自分をよく見せようと、
自分の経験や気持ちを、「理想的な就活生」に近づけようとするから。
「好奇心が旺盛」で、「主体的に行動でき」、「向上心が強い」、「責任感のある」人。
考えている理想像は、きっとみんな似通っています。
そりゃ、エピソードが似通ってくるのも当たり前でしょう。
でも、面接官はあなたが「どれだけ優秀な人間か」を測りたいわけではありません。
新卒で社会人になる方はみんな、仕事においては初心者。
即戦力を求める会社はそんなに多くありません。
「この会社の教え方と方針で、この人は成長できるかな」
面接官が知りたいのは、これ。
だから、無理に華々しい活躍を誇る必要はありません。
日常で壁にぶつかった時、あなたがとった行動。
大好きなことと向き合ったとき、あなたがどれだけ熱中できるか。
これを振り返って、文字に起こしてみてください。
たぶん、この内容が誰かとカブることはほとんどありません。
なにしろ、自分自身のことですからね。
就活あるある その3 「スーツのHPがそろそろヤバイ。」
アメリカの大統領、J=F=ケネディは、テレビ討論会で濃い色のパリッとしたきれいなスーツを着たそうです。
これがケネディ大統領に清潔感のあるカッコいいイメージを持たせ、
大統領選での勝利につながった、と言われています。
何が言いたいかっていうと――スーツはきれいに着ればイメージアップになる!ってこと。
でも毎日ハンガーで吊っても、歩き回っている間にくたびれちゃうし、
特にスラックスの真ん中の折り目なんて、すぐに弱くなるし、
でも、ここが弱くなると全体的にパリッとした印象はどんどん薄れていきます。
まさに就活あるあるですよね。
でもこれ、実は復活させる方法はあるんです。
それが、「ズボンプレッサー」。
スラックスをその間に通しておくだけで、きれいな折り目がついて、
熱でプレスするためパリッとした印象も復活。
社会人になる前に、一台持っておきたい家電ナンバーワンです。
例えばお父さんとか、ご家族の中に、知り合いの中に、
日常的にお仕事でスーツを着ている人がいたら、
持ってる? 貸してくれる? って聞いてみましょう。
スーツをかっこよく着こなす人生の先輩たちは、喜んで貸してくれると思いますよ!
就活あるあるを上手にかわして、笑顔で内定を勝ち取ろう!
就活の中でみんながぶつかって、「あるある」って苦笑いしちゃう「就活あるある」。
対処法を知っていれば、案外何とかなる問題が多かったりします。
そして、その対処法を知っているのは、
以外にも身近にいるご家族だったり、先輩だったり、友達だったり、自分自身だったり。
そして、こうしたコラムにも、案外かくれていたりするものです。
コツさえつかめば「あれっ?」と拍子抜けしそうなほど簡単にかわせる。
それが「就活あるある」。
上手にかわして、笑顔で就活を終えるように頑張りたいものですね!
この記事を書いた人
あさがくナビ編集部 春田
学校を卒業後、いろんな仕事場でいろんな仕事を経験したけど、いまだに天職が何なのかよくわかっていないおばさんライター。
趣味はゲーム。ひと狩り行こうぜ。